UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝の2ndレグ、チェルシー対レアル・マドリードが現地時間18日に行われ、0-2でアウェイチームが勝利。2戦合計スコアを0-4として準決勝へと駒を進めた。ビッグチャンスを作っても得点を決められないチェルシーには何が足りないのか。(文:安洋一郎)
チェルシー、ホームで奇跡を起こせず
【写真:Getty Images】
準決勝へと勝ち上がるためには最低2ゴールが必要。“奇跡“の大逆転に向けて、スタンフォード・ブリッジに集まったサポーター含めてチェルシーは気合が入っていた。
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フランク・ランパード暫定監督はやや後ろに重心があった1stレグとは対照的に、2ndレグでは前掛かりにプレスを掛ける戦術を選択。3-4-2-1のツーシャドーにエンゴロ・カンテとコナー・ギャラガーという守備強度の高い2人を据え、一列後ろのマテオ・コバチッチ、エンソ・フェルナンデスを含めた4選手で中盤の強度を高めた。
また両WBもレアル・マドリードの両SBに前からプレッシャーを掛け、3人のCBは相手の3トップに対してマンマークで対応。ロドリゴがヴィニシウスのサイドに流れてきたとしても、左CBのトレボー・チャロバーがしっかりとついていた。
この思い切った采配は出だしから効果を発揮し、高い位置でボールを回収することに成功。1stレグの2倍以上の19本ものシュートを放った。
ところが肝心なゴールは2ndレグでも生まれず。逆にマドリーに2点を奪われ、2戦合計で0-4の完敗を喫した。
なぜチェルシーは最後までゴールを奪えなかったのだろうか。