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プレミアリーグ第31節、チェルシー対ブライトンが現地時間15日に行われ、アウェイチームが1-2で勝利している。スコアこそ僅差だったが、ブライトンはチェルシーの3倍以上のシュートを放つなどホームチームを圧倒。なぜこれほどまでに両チームの実力差が顕著となったのだろうか。（文：安洋一郎）

ブライトンがチェルシーに完勝

【写真：Getty Images】

　もはやビッグ6という概念は存在しないのかもしれない。

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　これまではビッグ6の一角としてタイトル争いをしていたチェルシーだが、今季はプレミアリーグの1試合の平均得点が1を下回るという低調な戦いぶりに終始。先日、グレアム・ポッター前監督を解任し、フランク・ランパードが暫定監督に就任したものの、チームの士気も上がっていない。

　そうした中でチェルシーのホーム、スタンフォード・ブリッジでブライトンとの一戦が行われた。13分にコナー・ギャラガーがゴールを決め、公式戦5試合ぶりにチェルシーに得点が生まれたが、結果、内容ともにアウェイのブライトンがホームチームを大きく上回っている。

　ブライトンは2-1で勝利したという結果に加え、57%のポゼッションを握ることで試合を支配し、計26本のシュートと10本の枠内シュートをチェルシーに浴びせた。まさに完勝だった。

　一方のチェルシーはわずか8本のシュートに留まり、ミッドウィークに行われたレアル・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝に続いて1試合で10本の枠内シュートを浴びる結果となった。

　また、データサイト『Sofa Score』のビッグチャンス数を比較するとチェルシーが0回だったのに対し、ブライトンは5回を記録している。シュート本数だけでなく、攻撃の質の部分でもアウェイチームが大きく上回った。

　なぜこれだけの差が生まれたのだろうか。