1位:ブライトン
【写真:Getty Images】
監督:ロベルト・デ・ゼルビ
基本フォーメーション:4-2-3-1
獲得の噂こそ出ていないが、鎌田大地と最も相性が良さそうなプレミアリーグクラブは、三笘薫が所属するブライトンだ。今季グレアム・ポッターからロベルト・デ・ゼルビに監督が変わった同チームは、実に魅力的なサッカーを展開し、ビッグ6に劣らぬ強さを発揮している。
デ・ゼルビ監督が“イタリアのペップ”とも称されていることが示す通り、ブライトンはボールポゼッションを基本としているチームだ。選手一人ひとりがポジショニングに気を遣いながら、積極的に間へパスを差し込み、相手を動かしたところで一気に崩しにかかる。いわゆる“擬似カウンター”と呼ばれるこの戦術はリスキーだが、ハマった際のフィニッシュ率はかなり高く、実際デ・ゼルビ監督就任後のブライトンは得点数が大幅に増加している。
絶妙なポジショニングと巧みなオフ・ザ・ボールで違いを作り出すことができる鎌田が、このスタイルに合う可能性は高いだろう。ブライトンの基本フォーメーションがボランチとトップ下の両方が存在する4-2-3-1であることも大きなメリットで、デ・ゼルビ監督に重宝されるだけの説得力としてはすでに十分な気もする。
また、ブライトンは今夏にMFの補強を進めなければならないかもしれない。モイセス・カイセドとアレクシス・マック・アリスターのステップアップの可能性が高いからだ。鎌田がカイセドの後を継ぐのは少し難しいかもしれないが、マック・アリスターの後釜であれば、プレースタイル的にはガッチリとハマりそうだ。鎌田が意識するCL出場は保証できないかもしれないが、選手としてさらにレベルアップするならば、ブライトンは悪くない選択肢だろう。
【関連記事】
どこに行くべき? 三笘薫×プレミアリーグクラブ、相性ランキング1~5位。移籍先のオススメは?
【了】