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どこに行くべき? 鎌田大地×プレミアリーグクラブ、相性ランキング1~5位。移籍先のベストは?

シリーズ:プレミア相性ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:マンチェスター・ユナイテッド


【写真:Getty Images】


監督:エリック・テン・ハフ
基本フォーメーション:4-2-3-1

 昨季、大不振に陥ったマンチェスター・ユナイテッドは、アヤックスで手腕を遺憾なく発揮していたエリック・テン・ハフ監督を招聘。開幕当初こそ不安定だったが、徐々に結果がついてくるようになり、現在プレミアリーグではチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位につけ、ヨーロッパリーグ(EL)では強敵バルセロナなどを下しベスト8に進んでいる。

 テン・ハフ監督はアヤックス時代にポゼッションサッカーで数々のタイトルを手にしてきたが、ユナイテッドではまだそのスタイルを完璧に植え付けられていない。しかし、カウンターの威力は凄まじく、データサイト『Who Scored』によれば、今季ユナイテッドはカウンターからプレミアリーグ最多の7得点を奪っているという。その中でエースのマーカス・ラッシュフォードが覚醒しているなど、オランダ人指揮官が柔軟にマネジメントしている印象を受ける。

 そんなチームと鎌田大地の相性は悪くないだろう。現在日本人MFが所属するフランクフルトもスピード感は多少違えど、ランダル・コロ・ムアニを中心としたカウンターを繰り出している。その中で鎌田は出し手としてはもちろん、機を見た縦への飛び出しで貢献しているなど、受け手としても機能。この特徴はユナイテッドでも活きるだろう。また、同チームの基本フォーメーションは4-2-3-1であり、鎌田にとってはボランチとトップ下という2つのポジションが存在するのはメリットだ。

 不安はコンスタントに出場できるかどうか。トップ下はブルーノ・フェルナンデスの存在が大きく、ボランチはレアル・マドリードから加入したカゼミーロとクリスティアン・エリクセンという強力なライバルがいる。加入した場合は、B・フェルナンデスとエリクセンのバックアッパーを任される可能性が高い。布陣や戦術的にはうまく適応できそうだが、更なる成長という意味ではどうだろうか。

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