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アーセナルはなぜ2点リードを守れなかったのか。疑問残るアルテタ監督の采配【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第30節、リバプール対アーセナルが現地時間9日に行われ、2-2のドローに終わった。19シーズンぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは2点を先行しながらも、守り切れなかった。なぜ、リバプールの反撃に耐えられなかったのか。(文:小澤祐作)


アーセナルは2点を先行したが…


【写真:Getty Images】

 勝ち点2を逃したと見るべきか、勝ち点1を拾ったと見るべきか…。とにかく、アーセナルが過ごした90分間は濃厚だった。

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 リバプールとのアウェイ戦に臨んだアーセナルは、最高のスタートダッシュを切った。テンション高くゲームに入ると、8分にガブリエル・マルティネッリのゴールで先制。その20分後には、ガブリエル・ジェズスが追加点を奪った。アンフィールドではことごとく苦しめられてきたが、今季は一味違う。アーセナルのイレブンからは、そんな勢いが感じられた。

 しかし、アーセナルは42分にモハメド・サラーにゴールを献上。これでアンフィールドの熱は再び高まり、リバプールに流れを持っていかれてしまった。

 そして迎えた後半、アーセナルはボールを保持できなくなり、カウンターも決まらないなど、防戦一方の展開に。ロブ・ホールディングのファウルによってPKを与えてしまうこともあった。

 そのPKをサラーが失敗と、アーセナルはなんとか終盤まで1点リードを守っていたが、87分に痛恨の同点ゴールを献上。左サイドを崩され、最後は途中出場のロベルト・フィルミーノに頭で押し込まれている。

 試合はこのまま2-2で終了。アウェイでの勝ち点1は最悪の結果ではないが、2点リードを追い付かれてのことなので、後味は決して良くないだろう。2位マンチェスター・シティとの優勝争いも、ますます熾烈になってきた。

 では、ここまで簡単に試合を振り返ってきたが、なぜアーセナルは2点リードを守りきれなかったのだろうか。

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