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湘南ベルマーレの圧力に苦しんだFC東京
明治安田生命J1リーグ第7節、FC東京対湘南ベルマーレが9日に行われ、2-2の引き分けに終わった。FC東京は湘南のプレスに苦しんでなかなかボールを動かすことができない時間が長く続いた。先制点を挙げた仲川輝人は湘南戦で苦しい時間が生まれた原因を分析する。
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「人につく守備が湘南の良さでもありますし、それを1人剥がせばチャンスにつながる。パスだけじゃうまく剥がせない部分もあるので、個人で剥がすのも意識しながらやっていました。ただ、湘南のプレスも早くて強度も高いので、なかなかうまくいかない展開もありました」
しかし、湘南が優勢に進める試合展開とは反対に、FC東京が先制した。30分、右サイドに開いた仲川がカットインしてペナルティーエリアにいた松木玖生へパス。松木は縦に持ち出してゴールを狙う。シュートはGKに弾かれたが、ゴール前に詰めていた仲川がトラップからゴールに流し込んだ。
横幅を大きく使った攻撃から生まれたゴールに、仲川は手応えを感じる。「大きく揺さぶってアタッキングサードに入る回数をもっと増やしていければチャンスは作れる」と振り返った。
4月は公式戦3試合連続で勝利がないが、仲川は決して悲観していない。
「今日の試合から続々と(離脱者が)復帰してきて、やっとベストメンバーで戦える。1人1人のクオリティは高いので、イマジネーションや創造力は合わせられる。繋ぐところは徹底してやるべきだと思うし、選手個々の感覚で崩せる部分もある。楽しくやる。それをもっと植え付けたい」
昨季から指揮を執るアルベル監督がFC東京に植え付けたスタイルを継続しつつも、個々の特徴や感覚的な部分を合わせていく。そういった意味で、次節はFC東京の自力が試される。
(取材・文:加藤健一)