FW:アンソニー・エランガ(スウェーデン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2002年4月27日
契約期間:2026年6月30日まで
22/23リーグ戦成績:16試合0得点1アシスト
昨季の終盤戦を指揮したラルフ・ラングニック暫定監督の下で、一時はスタメンの座を掴んでいたアンソニー・エランガだったが、エリック・テン・ハグ体制では、かなり序列が落ちてしまっている。
エランガはラングニックの“レッドブル流”のサッカーにはフィットする。サボることなく前線からボールを追い続ける献身性が持ち味だ。その一方で、肝心なファイナルサードでのクオリティには難があり、特にシュートは決定機であっても外してしまいがちだ。昨季はシュート21本で2ゴール、今季はシュート10本でノーゴールという結果に終わっている。決定率に換算すると6%ほどであり、これではレギュラー定着は難しい。
移籍ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、今冬にエランガに対して10のクラブからローン移籍での問い合わせが来ていたそうだ。ユナイテッドが放出を認めなかったことで残留となったが、今冬よりファクンド・ペリストリが序列を上げており、このスウェーデン代表FWの立場はさらに微妙なものとなっている。ローン移籍になるのか、完全移籍となるのかはわからないが、今夏の放出は決定的だろう。
【関連記事】
マンUの采配勝ち。なぜバルセロナは勝てなかった?裏目に出たシャビ監督の起用【EL分析コラム】
マンU失落のワーストイレブン。ファーガソン退任後に獲得したヘンテコリンな選手たち
【了】