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久保建英 2年前

もはや久保建英は2トップから外せない。レアル・ソシエダが支配力を取り戻した理由【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

日本人記録を塗り替えた久保建英


【写真:Getty Images】



 その男こそ、サッカー日本代表MF久保建英だ。

 久保はオヤルサバルと2トップを組んだが、流れの中ではほぼサイドに張っている。立ち上がりはややボールが落ち着かない印象を受けたものの、徐々に本来の姿を取り戻していき、サイドから仕掛ける回数を増やした。

 そして60分、記念すべきゴールをゲット。左サイドを抜け出したミケル・メリーノのグラウンダークロスをダイレクトで押し込み、2点目をもたらした。

 久保はこれが今季ラ・リーガでの6点目。2017/18シーズン、当時エイバルに所属していた乾貴士の5得点を上回り、ラ・リーガにおける日本人シーズン最多得点記録を見事に塗り替えている。

 その6分後、久保はベンチに下がりお役御免。チームの2-0勝利をピッチの外から見守り、MVPに選出された。古巣であるヘタフェに大きく成長した姿を見せることができたと言っていいだろう。

「チームは良い感じです。僕らは相手を支配していた頃に戻ろうとしている」

 試合後に久保はこうコメントしたようだ。この言葉通り、ヘタフェ戦でのソシエダは、好調時の姿を少し取り戻したように思える。

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