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2022/23シーズンも終盤戦へと差し掛かっている。各リーグで熾烈な争いを極める中、来シーズンに向けた補強や契約の話題も増えてきた。現在バルセロナに在籍している選手の中で、立場が危うい選手は誰なのか。今回の夏に契約満了を迎える選手を除き、放出候補となり得る選手をピックアップして紹介する(成績は4月5日現在)。
DF:エリック・ガルシア(スペイン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年1月9日(22歳)
契約期間:2026年6月30日まで
22/23リーグ戦成績:15試合1得点0アシスト
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バルセロナのカンテラ(下部組織)で育ったエリック・ガルシアは、16歳でマンチェスター・シティに移籍し、同クラブでプロデビュー。同胞のジョゼップ・グアルディオラ監督からも高い評価を得ていた。しかし、E・ガルシアは下部組織時代を過ごしたバルセロナへの復帰を熱望。シティからの契約延長オファーを拒否し、2021年夏に“希望通り”古巣に活躍の場を移した。
E・ガルシアは、1年目から主力としてプレー。足元の技術の高さはさすがで、ビルドアップでは確かに貢献していた。しかし、スピードのなさとフィジカルの弱さは致命的で、簡単に突破を許したり、危ない対応を見せてしまうこともしばしばと、評価を高めたとは言い難かった。それは今季の序列にも表れており、ジュール・クンデ、アンドレアス・クリステンセン、ロナルド・アラウホの3人を前に満足いく出場機会を掴むことができていない。
先週末に行われたエルチェ戦では、本職ではないアンカーで起用された。シャビ・エルナンデス監督はジョルディ・クライフSD(スポーツダイレクター)の案だったことを明かしており、「手応えがあった」と一定の評価を下していた。センターバックで出場機会を減らしていたE・ガルシアにとっては、小さな光と言えるだろう。
ただ、まだ1試合をこなしただけであり、序列が低いことに変わりはない。バルセロナは今季のラ・リーガ制覇をほぼ手中に収めているため、今後もアンカーでテストされる機会はあるはずだが、ここで合格点を得られなければ、夏に放出されても不思議ではないだろう。
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