ACミラン　最新ニュース

　2022/23シーズンも終盤戦へと差し掛かっている。来シーズンに向けた補強や契約の話題も増えてきた。現在ACミランに在籍している選手の中で、立場が危うい選手は誰なのか。今回の夏に契約満了を迎える選手を除き、放出候補となり得る5選手をピックアップして紹介する（成績は4月5日現在）。

DF：セルジーニョ・デスト（アメリカ合衆国代表）

生年月日：2000年11月3日
契約期間：2023年6月30日まで（完全移籍オプションあり）
22/23リーグ戦成績：8試合0得点0アシスト

　昨年夏にミランが駆け込みでバルセロナから獲得したのがセルジーニョ・デストだ。だが、大誤算だったと言わざるを得ない結果となっている。

　ミランは今季開幕直後にアレッサンドロ・フロレンツィが負傷したため、移籍市場最終日にデストを獲得。このときは必要な補強だったとしても、今思えば全く要らない取引だった。

　デストはダヴィデ・カラブリアの控え右サイドバックになる見込みで加入。シーズン序盤は途中出場で起用されていたが、2023年に入ってからはケガによる離脱もあってほとんど出番なし。カラブリアがいなくてもピエール・カルルが右サイドバックに入ることができる上、すでにフロレンツィも復帰を果たしている。加えて、最近のミランは3バックで戦っているため、そもそも右サイドバックというポジションの重要性が低くなっている。

　ミランにとってプラスなのは、完全移籍オプション付きのレンタルでバルセロナとの取引をまとめたこと。380万ユーロ（約5.3億円）の年俸負担は痛手だが、2000万ユーロ（約28億円）を支払って獲得する義務はないことが救いだろう。

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【了】