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2022/23シーズンも終盤戦へと差し掛かっている。各リーグで熾烈な争いを極める中、来シーズンに向けた補強や契約の話題も増えてきた。現在バルセロナに在籍している選手の中で、立場が危うい選手は誰なのか。今回の夏に契約満了を迎える選手を除き、放出候補となり得る選手をピックアップして紹介する(成績は4月5日現在)。
MF:パブロ・トーレ(U-21スペイン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2003年4月3日(20歳)
契約期間:2026年6月30日まで
22/23リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト
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元プロサッカー選手の父をもつパブロ・トーレは2015年にラシン・サンタンデールのカンテラ(下部組織)に加入。そこでメキメキと力をつけると、17歳でトップチームに昇格し、2021/22シーズンには3部リーグで10得点9アシストという見事な結果を残した。そのシーズン中にレアル・マドリードとバルセロナから興味を寄せられ、激しい争奪戦の末にバルセロナに加入した。
トーレはプレシーズンで好パフォーマンスを披露し、シャビ・エルナンデス監督にアピールしたが、登録はBチームとなっている。ペドリやガビら強力なライバルを前にここまでラ・リーガでは3試合、39分間の出場に留まっており、バルセロナ・アスレティック(Bチーム)でもリーグ戦出場は3試合という成績である。
ジャーナリストのアドリアン・サンチェス氏によると、トーレはいくつかのBチームの試合でプレーすることを拒否しているという。だが、守備強度など、まだトップレベルで安定して試合に出場できるレベルでもない。そのため、トップチームでもリザーブチームでもプレータイムが伸びないという、なんとももったいない時間を過ごしてしまっているのだ。クラブにとっても、トーレの態度は悩ましい問題になっているという。
トーレ自身はバルセロナのトップ選手たちとトレーニングを積むことも成長につながると考えているようだが、やはり若い選手は試合に出てなんぼだろう。クラブからしても、Bチームでのプレーに嫌悪感があるならば、他クラブで経験を積んでほしいと考えているはずだ。
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