ダービーの思い出と横浜FC戦への意気込み
角田は浦和レッズジュニアユースから前橋育英高校、筑波大学と進み、F・マリノスでプロキャリアをスタートさせている。これまで埼玉県、群馬県、茨城県で過ごしてきた角田は、横浜という街の印象を次のように語る。
「高校、大学に比べると一気に都会になった(笑)。今まで暮らしてきた街に比べると人も多いですし、華やかな街ですけど、住みやすさは感じます」
F・マリノスの次なる相手は横浜FC。同じ街をホームタウンとする横浜ダービーの火ぶたが切って落とされる。前回対戦は2021年。ホームでは5-0と快勝したが、アウェイでは2-2と勝利を掴むことができなかった。同年7月にプロ契約を結び、両試合で出場がなかった角田にとっては初の横浜ダービーとなる。
「ダービー」と聞いて角田が想起するのはさいたまダービーだろう。「ずっとレッズが身近だったので、大宮アルディージャとのさいたまダービーは、ジュニアユース年代から負けられないという雰囲気があった」という。
横浜ダービーを制するためには、エースを抑えなければいけない。横浜FCには得点ランキング首位タイの5得点を挙げる小川航基がいる。角田を含めた守備陣がいかに横浜FCを抑えるのかは、この試合のポイントになる。
「(小川選手は)クロスへの入り方がうまいと思う。どの段階で防ぐかを考えないといけないし、自由にやらせないのが一番。自分たちがやらせなければ負けることはないので、まずはゼロに抑えることを意識したい」
1日のセレッソ大阪戦は体調不良の影響で欠場となったが、体調はすでに万全だ。2-1で勝利した5日のYBCルヴァンカップ北海道コンサドーレ札幌戦では先発出場した。怪我、体調不良とアクシデントが続いたが、「厄年の影響が最近出てきたので、ここから挽回したい」と活躍を期す。
(取材・文:加藤健一)
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