マウリシオ・ポチェッティーノ(アルゼンチン)
【写真:Getty Images】
生年月日:1972年3月2日(51歳)
現職:無所属
昨季までパリ・サンジェルマンを率いていたマウリシオ・ポチェッティーノもチェルシーの新監督候補に挙がっている。このアルゼンチン人指揮官は昨年にトーマス・トゥヘルが解任された際も招聘が噂されており、チェルシーのフロント陣の中からの評価も高いとされている。
現在ロンドンで生活しているポチェッティーノは、昨年『talkSPORT』に出演した際に「イングランドにいるのが大好きで、プレミアリーグは最高のリーグだね」と語り、プレミアリーグ復帰の意欲を見せている。その一方で、古巣トッテナムやカルロ・アンチェロッティ監督の退任が濃厚なレアル・マドリードも招聘に動くなどライバルも多い。
とはいえ、チェルシーにとってポチェッティーノ招聘は低迷するチームを変える大きなキッカケとなる可能性がある。その一つ目の理由がプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での経験値だ。トッテナム時代にタイトルこそ獲得できなかったが、どちらの大会でも準優勝した経験があり、前任者と比較すれば“勝ち方を知っている”と言えるだろう。
二つ目は若手の育成に定評がある点だ。ポチェッティーノは過去に指揮したサウサンプトンとトッテナムで多くの若手選手を起用し、彼らを成長させながら勝てるチームへと変貌させていった。現在のチェルシーもエンソ・フェルナンデスやミハイル・ムドリク、ノニ・マドゥエケ、カーニー・チュクウェメカら有望株が多く、ポチェッティーノのスタイルと合致するかもしれない。