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4月2日にチェルシーはクラブ史上ワーストタイの平均勝ち点に終わったグレアム・ポッター監督の解任を発表した。現在プレミアリーグで11位と来季の欧州カップ戦出場権獲得に黄色信号が灯っている悩める名門を誰が救うのか。今回は新監督候補に挙がっている5人を紹介する。
ユリアン・ナーゲルスマン(ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1987年7月23日(35歳)
現職:無所属
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チェルシー新監督候補の最有力に挙げられているのが、先日バイエルン・ミュンヘンの監督を解任されたばかりのユリアン・ナーゲルスマンである。多くの監督が後任候補に挙がる中で、なぜナーゲルスマンが最有力となっているのか。その理由は現在のチェルシーのフロントにある。
テクニカルディレクターのクリストファー・ビベル氏とスポーツディレクターのローレンス・スチュワート氏の両名は、かつてライプツィヒでナーゲルスマンと共闘していた経験があるのだ。前者はテクニカルディレクターとして、後者はスカウティング部門の責任者として、若きドイツ人指揮官をサポートしていた。こうした背景があることを踏まえれば、ナーゲルスマンが後任候補に挙がるのは必然的だろう。
そんな中、バイエルン・ミュンヘンのCEOを務めるオリバー・カーン氏は『Sky90』で、「彼が今シーズンのどこかの監督になるとは、ほとんど想像できない」と述べた。その一方で「ナーゲルスマンが新天地を見つけることは我々に良い結果をもたらすだろう。彼に給料を払わなくていいのだ」と発言。
バイエルンは解任後も同氏に対して900万ユーロ(約12.6億円)の年俸を支払っており、仮にナーゲルスマンを招聘するとなれば、2026年夏までの全額の給与を違約金としてバイエルンに支払う義務がある。そのほか年俸以外にも様々な条項があるため具体的に必要な金額がいくらになるかは不明だが、最大5000万ユーロ(約70億円)ほどが必要になる可能性があるとされている。このお金の部分は、資金力のあるチェルシーであってもネックになりそうだ。