コネはマンチェスター・ユナイテッドに合うか
現在の赤い悪魔(マンチェスター・ユナイテッドの愛称)には、アンカーにブラジル代表MFカゼミーロが在籍しているため、細かい守備の課題を露呈しにくい。さらにユナイテッドには、自陣からドリブルで運んで、相手のプレスを突破するタイプのMFがいないため、戦力バランスとしても良いのではないか。
またエリック・テン・ハフ監督の存在も、コネとしては有難いはずだ。若手育成に定評のある監督の下でプレーできることは、彼のキャリアにいい影響を及ぼす。またアグレッシブに前線からプレスをかけるオランダ人の基本戦術は、彼のデュエルの強さを発揮できるので相性も良い。
さらに、今冬からローンで加入しているオーストリア代表MFマルセル・ザビッツァーは、元々、バイエルン・ミュンヘンの前指揮官ユリアン・ナーゲルスマンの起用法と相性が悪かったことで、チーム内で序列を落とした。ただし監督がトーマス・トゥヘルになったことで、その状況も変化している。彼が夏に完全移籍でチームに加わらなかった場合、中盤の補強は必須になる。
こう考えるとコネにとってユナイテッド移籍は悪いものではない。