マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース
マンチェスター・ユナイテッドをはじめとする複数のビッグクラブが狙う逸材がいる。それが、ボルシア・メンヒェングラートバッハに所属する21歳のクアディオ・コネだ。この若き才能は、どんな選手なのだろうか。プレースタイルや有力視される移籍先での起用法などを徹底分析する。(文:内藤秀明)
クアディオ・コネとは何者?
クアディオ・コネはパリ北西部の都市コロンブの出身で、15歳の夏にリーグアンに所属するトゥールーズの下部組織に加入し、2018/19シーズンに18歳でリーグアンデビューを果たしている。その後コネはチームの主力となった結果、2020年冬に900万ユーロ(約13億円)でボルシア・メンヒェングラートバッハへ移籍。同年の残りシーズンは、前年に降格してフランス2部で戦うトゥールーズにローンで残留し、20年夏から正式にドイツに活躍の地を移した。
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コネはこの移籍の時点で既に大器の片鱗を見せていた。『ブンデスリーガ』によるとボルシアMGのスポーツダイレクターであるマックス・エーベルは「ヨーロッパ中のトップクラブが注目している大きな才能を持った選手」と語っている。
実際、ブンデスリーガでも1年目から守備的なMFとして27試合に出場し、身体能力の高さを生かして守備面で貢献している。2年目の今季は、攻撃に磨きをかけてさらなる成長を遂げている。
このようにコネは、移籍後すぐに主力化し充実した生活を送ることに成功している。結果、髪色を緑(チームカラーの1つ)に染め「シーズン終了まで緑のまま」と独メディア『ビルト』に語るほどだ。
そんなフランスの至宝はドイツでの2年の活躍を経て、さらなる飛躍を遂げようとしている。サッカージャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現在はマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、パリ・サンジェルマン(PSG)などが、獲得レースでリードしているという。
現時点で、どこに行くかはもちろん決まっていないが、本人は出場機会が得られるクラブに移籍する方針を仏メディア『ル・パリジャン』紙で示唆している。
上記の3クラブはどれも中盤に課題を抱えているクラブだが、本人のプレースタイルやクラブの状況を考えると、ユナイテッドに移籍すれば、より活躍できるのではないだろうか。