MF:久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年7月19日(21歳)
ウルグアイ代表戦:出場なし
コロンビア代表戦:59分 IN
日本代表通算成績:23試合1得点0アシスト
ビジャレアルやヘタフェで苦労し評価を落としていた久保建英だったが、今季加入したレアル・ソシエダで本領発揮。ダビド・シルバやミケル・メリーノら、技術とアイデアを持つ選手たちに囲まれながら伸び伸びとプレーしており、早くもキャリアハイの数字(5得点5アシスト)を残している。そうしたソシエダでの活躍もあり、3月シリーズの日本代表でも注目を集めた。
しかし、久保は不運に見舞われた。新型コロナウイルスの陰性確認がとれなかった影響でウルグアイ代表戦の欠場を余儀なくされ、続くコロンビア代表戦は“コンディションの問題”を理由に先発の座を外れている。サポーターはもちろんのこと、なにより選手本人がガッカリしたことだろう。
コロンビア代表戦は先発こそ外れたが、59分に出場を果たした。しかし、期待に応えたとは言い難いだろう。久保はなんとしてでも結果を残そうと焦ってしまったか、ゴール前におけるパスなどで精彩を欠いている。また、終盤にはファウルしたディエゴ・バロジェスに激昂するなど、普段とは違いどこか落ち着きを保てていなかった。
また、コロンビア代表戦の後半はビルドアップがうまくハマっておらず、下りてボールに触らざるを得なかったことも、久保が高い位置で持ち味を発揮できなかった理由の一つと言える。パスを的確に捌ける鎌田大地が後半もボランチとして出場していれば結果は少し変わっていたかもしれないが、その点も含めて残念だった。