ボランチ:遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
生年月日:1993年2月9日
日本代表通算成績:48試合2得点
ダブルボランチの一角は、遠藤航で間違いないだろう。ピッチ中央に君臨し、圧倒的な対人能力の強さと高いボール奪取能力で中盤を制圧する日本の心臓は、絶対に欠かせない。
ウルグアイ代表戦で遠藤はセンターバック間まで下りてビルドアップをサポートすると、34分には堂安律へ正確なロングパスを配球してチャンスを演出。守備面では各所でデュエルの強さを見せ、何度か攻撃の芽を摘み取っていた。これまでに比べるとやや存在感が薄かったようにも思えるが、コロンビア代表戦では相手を封殺する活躍を期待したい。
ボランチ:田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
生年月日:1998年9月10日
日本代表通算成績:19試合3得点
日本代表では遠藤航と守田英正のコンビが不動となっていたが、ウルグアイ代表戦での守田は不用意なボールロストでピンチを招くなど、不甲斐ないパフォーマンスに終わってしまった。そのため、コロンビア代表では田中碧が先発出場すると予想する。
田中は豊富な運動量でピッチを駆けまわり、攻撃面では鋭い縦パスや積極的なミドルシュートでゴールに関与する。守備面では体を張ったアグレッシブなディフェンスが魅力だが、途中出場したウルグアイ代表戦ではあまり効果的なパフォーマンスを見せることが出来なかった。コロンビア代表戦では、攻守両面で存在感を発揮できるか。
右MF:伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:43試合9得点
右サイドハーフで先発出場するのは、日本が誇るスピードスター伊東純也が濃厚だろう。24日に行われたウルグアイ代表戦はベンチスタートとなったが、途中出場から凄まじい活躍を見せていた。
61分からピッチに入ると、上田綺世との連係で突破して相手DFのファールを誘発。オンフィールドレビュー(OFR)の結果、PKを得ることが出来なかったが、出場直後から間違いなく相手の脅威となっていた。75分には持ち前のスピードを活かして抜け出すと、絶妙なクロスで西村拓真の同点ゴールをアシスト。再三攻撃の起点となっていたこの男は、やはり日本代表に欠かせない。
トップ下:西村拓真(横浜F・マリノス)
生年月日:1996年10月22日
日本代表通算成績:4試合3得点
ウルグアイ代表戦を欠場した久保建英は、25日から練習に復帰。同日は部分的な練習参加で、26日はフルメニューをこなしているが、合流してからまだ日が浅いため、コロンビア代表戦は途中出場になると見る。そのため、同試合では西村拓真が先発出場すると予想する。
国立競技場で無類の強さを見せることから“国立男”とも呼ばれる西村は、ウルグアイ代表戦に74分から途中出場。鎌田大地と代わってピッチに入ると、直後のファーストタッチでいきなり同点ゴールをマーク。出場時間は16分程度と短かったが、鎌田を脅かす活躍を見せた。この勢いのままに、コロンビア代表戦では2試合連続ゴールを狙う。
左MF:中村敬斗(LASK/オーストリア)
生年月日:2000年7月28日
日本代表通算成績:1試合0得点
左サイドハーフは、ウルグアイ代表戦に先発出場した三笘薫をベンチに置き、中村敬斗を試すのではないだろうか。2021年夏に加入したオーストリアのLASKで昨季後半から結果を残し続けている。今季は公式戦25試合14得点7アシストという凄まじい活躍を見せ、今回日本代表に初招集された。
中村の武器は、華麗なテクニックを活かしたドリブルと、シュート精度の高さだ。LASKでは狭い局面だろうといとも簡単に相手DFをかわし、鋭いシュートで得点を量産している。日本代表デビュー戦となったウルグアイ代表戦は、出場時間が短かったため存在感を発揮できなかったが、コロンビア代表戦では三笘を脅かす活躍を期待したい。