4位:堂安律(フライブルク/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年6月16日(24歳)
市場価値:1500万ユーロ(約18億円)
22/23リーグ戦成績:25試合4得点5アシスト
日本代表通算成績:34試合5得点4アシスト
ベスト16敗退に終わった2018年のロシアワールドカップ後に、森保ジャパンは発足。堂安律は当時の主力選手の1人であり、南野拓実、中島翔哉とともに強烈な2列目を築いた。その後、中島は代表を離れ、南野も次第に存在感を消していくようになったが、堂安だけは今も代表内で居場所を確保している。通算34試合出場は、現役25歳以下の選手としては最多の数字である。
右サイドを主戦場にする堂安は「テクニック」と「ドリブル」に強みを持つ選手で、数値はいずれも「80」を超えている。カットインの鋭さはもちろん、近年は縦突破でも怖さを示すようになっており、マッチアップするDFを困難へと陥れる。また、172cmと小柄ながら「フィジカル」もしっかりしており、簡単にはボールを失わない。その強さは、守備時のハードワークにも生かされている。
そして特筆すべきは「メンタル」の強さだろう。堂安はこれまで、FIFA U-20ワールドカップ、東京オリンピック(東京五輪)、さらにFIFAワールドカップカタール2022と、大舞台で必ずと言っていいほど結果を残してきた。フローニンヘン、ビーレフェルト、PSV、そしてフライブルクと、すべてのクラブで活躍できたのも、「メンタル」の強さがあるからに他ならない。