5位:中村敬斗(LASKリンツ/オーストリア)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年7月28日(22歳)
市場価値:500万ユーロ(約6億円)
22/23リーグ戦成績:21試合11得点6アシスト
日本代表通算成績:1試合0得点0アシスト
19歳で下部組織時代から過ごすガンバ大阪を離れた中村敬斗は、欧州で苦労の日々を過ごしていた。しかし、2021年に加入したLASKリンツでようやく殻を破り、今季は21試合で11得点6アシストをマーク。その活躍によりリバプールなどからの興味も噂されるようになり、今月には嬉しい日本代表デビューも果たすなど、ノリに乗っている。
G大阪時代から「ドリブル」のキレには定評があった。高い「テクニック」を発揮して狭い局面を打開していくだけでなく、180cmというサイドアタッカーとしては恵まれた体格を生かした縦への推進力でも相手DFを脅かすことができる。同じく左サイドを主戦場とする三笘薫ほどの「スピード」はないにしても、個の力は十分と言っていいはずだ。
また、シュート精度の高さも中村のストロングポイントと言っていいだろう。とくにオーストリアではペナルティーエリア内における落ち着きぶりに磨きがかかり、DFが突っ込んでくることを予測してキレの良いキックフェイントでかわし、簡単にゴールネットを揺らすことも目立っている。そんな長身アタッカーが日本代表で三笘を脅かす存在になるか注目だ。