6位：浅野拓磨（ボーフム／ドイツ）
【写真：Getty Images】
生年月日：1994年11月10日（28歳）
市場価値：400万ユーロ（約4.8億円）
22/23リーグ戦成績：16試合1得点1アシスト
日本代表通算成績：42試合8得点3アシスト
サンフレッチェ広島時代にも師弟関係を築いていたこともあり、浅野拓磨は森保一監督にかなり信頼されている。ここまで日本代表では圧倒的な存在感こそ残せていないが、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選のオーストラリア代表戦で劇的なオウンゴールを誘ったり、カタールW杯のドイツ代表戦で逆転ゴールを奪ったりと、大舞台での勝負強さは際立っている。
“ジャガー”の愛称で知られている通り、浅野の最大の武器は「スピード」にある。数値は、もはやワールドクラスの「90」となった。また、173cmと大柄ではないが、しっかりとした「フィジカル」を備えているのも特徴。単純な競争ではそう簡単に止められない存在であり、前線からの守備という部分でも「スピード」や「フィジカル」は役立っている。
一方で弱点も多い。決定力が高いとは言えず、チャンスを無駄にしてしまうこともしばしば。また、ポジショニングなどで勝負できるタイプでもなく、ボールを収める「テクニック」にも物足りなさを残している。先述の通り勝負強さに関しては不思議な力を持っているが、試合から消えてしまい、批判の的となることも少なくない選手だ。
