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大ピンチ! プレミアリーグ降格危険度ランキング1~8位。最も2部落ちの可能性が高いのは…

シリーズ:プレミアリーグ降格危険度ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:ウェストハム


【写真:Getty Images】


順位:18位
今季成績:6勝6分14敗

 昨季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)でベスト4入りを果たしたウェストハムだったが、今季は一転して大苦戦のシーズンを過ごしている。

 欧州カップ戦の常連に定着すべく、夏の移籍市場だけで1億7200万ユーロ(約206億円)もの資金を移籍市場に投じて大型補強を図った。ところが、新たなディフェンスリーダーとして期待されていたナイフ・アゲルドがシーズン開幕前に負傷。また昨季まで3シーズン連続で二桁ゴールを決めていたミカイル・アントニオらチーム全体のスカッドの高齢化、マーク・ノーブルの引退に伴うロッカールームでのリーダー不在、デイビッド・モイーズ政権のマンネリ化など、様々な要因が重なって、現在は降格圏の18位に沈んでいる。

 とはいえ、残留争いをしているクラブの中では選手のクオリティは随一であり、前半戦を棒に振ったアゲルドはチームにフィット。左CBの彼から右WGのジャロッド・ボーウェンへの対角線のフィードからチャンスが生まれることも増えており、一時のどん底は脱した感がある。

 一方でUEFAカンファレンスリーグと並行して戦うことによる過密日程はウェストハムを悩ませるだろう。今季プレミアリーグでの苦戦に対してカンファレンスリーグでは10戦10勝と絶好調であり、ベスト8に進出している。また、プレミアリーグでは2節分が未消化であり、この延期分をどこかのミッドウィークで消化する必要がある。選手層が他クラブと比較すると厚いとはいえ、最低4試合、最大7試合を多く消化しなければならないのは懸念すべき点だ。ラスト2試合のリーズ戦、レスター戦まで残留の安心はできないだろう。

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