2位:鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月5日(26歳)
市場価値:3000万ユーロ(約36億円)
22/23リーグ戦成績:23試合7得点5アシスト
日本代表通算成績:27試合6得点3アシスト
20歳で海外に飛び出した鎌田大地は、2019/20シーズンからフランクフルトの主力としてプレー。ヨーロッパリーグ(EL)制覇に貢献するなどの実績を残してきたことで今や市場価値は日本人最高額の3000万ユーロ(約36億円)を誇り、ビッグクラブからも注目されるようになった。日本代表では攻撃の主軸を担い、FIFAワールドカップカタール2022で全試合スタメン出場を果たしている。
カタールW杯から調子が下り坂なのはやや気になるところだが、能力の高さに疑いの余地はないだろう。基本的な技術がハイレベルで、得点とアシストの両方で貢献できるなど「攻撃力」の良さが光る。特筆すべきは「IQ」が優れていることであり、相手が対応しにくい絶妙なポジショニング、そして味方への的確なスペースメイキングでも攻撃に違いを作り出すことができる。
「84」という高い数値を叩き出したことからも分かる通り「メンタル」の強さも際立つ。ある程度のエゴがなければ生き残れないヨーロッパの舞台でこれだけ長く活躍できているのは、そうした精神面が要因だろう。一方、「守備力」に関しては賛否両論あり、相手の動きを予測した対応は上手いものの、随所でプレスの甘さが見られるのも事実だ。