8位:瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス)
生年月日:2000年6月7日(22歳)
市場価値:130万ユーロ(約1.5億円)
22/23リーグ戦成績:21試合0得点1アシスト
日本代表通算成績:0試合0得点0アシスト
これまでの日本代表における瀬古歩夢の立ち位置は厳しいものだった。吉田麻也、冨安健洋、板倉滉が立ちはだかる中でチャンスをほとんどもらえなかった。昨年1月の代表候補合宿には招集されたものの、体調不良により参加できず。しかし、同時期にグラスホッパーへ移籍し、加入から間もなく定位置を確保。スイスでの実績を引っさげてこのタイミングで日本代表初招集となった。
185cmという身長は世界基準で見れば大柄ではないが、ガツガツとボールを奪いにいく守備が持ち味だ。「フィジカル」「空中戦」といった項目では高い数値を記録する。さらに、最大の武器は攻撃の起点となる配球面。鋭い縦パスに加え、精度の高いフィードで局面を一気に打開することができる。
21年はセレッソ大阪でディフェンスリーダーとして守備陣を統率する経験をし、昨年はスイスという厳しい環境で研鑽を積んだ。急激に上昇する成長曲線を描く瀬古は、近い将来に板倉や冨安を脅かす存在になるかもしれない。