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新たなサッカー日本代表で伊東純也に課せられた重要タスク。流れを変えた男の凄みとは【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

新生サッカー日本代表で課せられたタスク

 その背景には、やはり今季フランス1部で5ゴール・5アシストという結果がある。欧州5大リーグ初挑戦ながら、全く壁にぶつかることなく2桁のスコアポイントを挙げてしまうところは能力の高さの証。森保監督が直々に視察した1月29日のパリ・サンジェルマン戦で元スペイン代表SBフアン・ベルナトを1対1でキリキリ舞いしたように、フランスではもはや敵なしといっても過言ではないレベルだ。

 それだけ高いレベルで実績を残しているのだから、代表の親善試合でこのくらいできるのは当然と言えば当然。その高いスタンダードを維持し、研ぎ澄ませていくことが、次なるW杯へのテーマとなってくる。

 28日の次戦・コロンビア代表戦は先発復帰する可能性もある。橋岡大樹、半田陸のいずれかと右の縦関係を形成することになりそうだが、後ろにいる面々も特徴のハッキリしている伊東を生かす位置取りはしやすいはず。これまでは酒井宏樹という先輩にポートされてきた伊東だが、今後は若いSBをリードしつつ、最適な関係性を築いていくべきだ。

 SBがインサイドに絞った際の距離感、ボールを引き出すタイミングなどもブラッシュアップさせ、次戦でもゴールかアシストという目に見える結果を残すこと。それが「イナズマ純也」に課せられた重要タスク。今の彼なら確実にその仕事を遂行してくれるに違いない。

(取材・文:元川悦子)

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【了】

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