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遠藤航はドイツでどう「個」を磨くのか。サッカー日本代表MFが持つ細部のこだわりとは

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



サッカー日本代表MFが持つ細部のこだわり

 サッカー日本代表は24日、キリンチャレンジカップ2023でウルグアイ代表と対戦する。森保一監督は前日会見で、遠藤航がゲームキャプテンを務めることを明言した。フィールドプレーヤー最年長となった遠藤は、「僕もさらに成長し続けなきゃいけないっていう思いもある」と、更なるレベルアップを期す。



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 FIFAワールドカップカタールでは悲願のベスト8という目標を達成できなかったが、2026年に向けて日本代表は新たなスタートを切る。森保監督や複数の選手が大会後に語ったのは「個のレベルアップ」。ブンデスリーガで2季連続デュエル最多勝利を記録した遠藤にとって、個の能力は生命線でもある。

「ワールドカップが終わった後に主体的なサッカーをしたいみたいな選手が何人かいた。そのトライ自体はいいと思うし、今年はどちらかというとそういう方向性で、どんな相手に対してもボールをしっかり動かしながらチャンスメイクしていくところにトライしたい」

 インテンシティが高い現代サッカーで、主体的にボールを動かすサッカーをするためには、ボールを失わない技術が必須になる。その点で、日常からバイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムントといった世界最高峰のチームとやっている遠藤の言葉が持つ意味は大きい。

「ブンデスでやっていくうえで、プレッシャーが来るとどうしてもワンタッチではたけないと言うのは出てくる。上に行けば行くほど、そういう状況でも個で剥がせる選手が凄く大きくなってくる」

「個を磨くという意味では、自分でボールを受けることを恐れず、常にトライしてチームで受けるようにしていた。どうしようもない状況でも身体を入れて奪われないようにするとか、最低限の者は出す。細かい部分のこだわりは結構持っていた」

 個の技術へ人一倍のこだわりを持つ遠藤は、森保監督から「キャラクター的にも、背中で見せられる素晴らしいプレーもしているので、キャプテンに相応しい」と信頼を寄せられる。2026年に向けた再スタートとなるウルグアイ代表戦は、ゲームキャプテンを務める遠藤のプレーから目が離せない。

(取材:元川悦子、構成:編集部)

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【了】

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