RSB:菅原由勢(AZ/オランダ)
生年月日:2000年6月28日
日本代表通算成績:1試合0得点
右サイドバックは菅原由勢、橋岡大樹、半田陸の3選手が選出された。FIFAワールドカップカタール2022に出場した酒井宏樹と山根視来が選外になったため、激しいレギュラー争いが予想されるが、現状で1番手が濃厚なのは菅原ではないだろうか。
菅原の武器は、右足から繰り出される高精度のキックだ。正確無比なクロスとシュートは絶品で、今季は得点とアシストともにキャリアハイを記録している。所属クラブで右ウィングも任せられるほどの攻撃力は、半田や橋岡にはない魅力と言っていいだろう。約1年10ヵ月ぶりの日本代表戦となるが、どんな活躍をみせるか。
CB:板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)
生年月日:1997年1月27日
日本代表通算成績:16試合1得点
CBは、森保ジャパンでキャプテンを担ってきた吉田麻也が選外に。さらに、冨安健洋は3月16日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16第2戦のスポルティングCP戦で負傷。右膝の手術により今季残りの試合の出場が不可能となってしまったため、キリンチャレンジカップ2023は不参加となった。
そのため、ウルグアイ代表戦で守備の要となるのは板倉滉だろう。粘り強い対人守備、高い危機察知能力を活かしたボール奪取、競り負けない空中戦の強さを兼ね備える同選手の守備力は、間違いなく日本トップクラス。実力は申し分ないが、ウルグアイ代表戦ではDFリーダーとしての役割も求められるだろう。
CB:瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス)
生年月日:2000年6月7日
日本代表通算成績:0試合0得点
板倉滉の相方は本命不在だ。FIFAワールドカップカタール2022にも名を連ねた伊藤洋輝はいるが、同選手は左サイドバック起用が予想される。そのため瀬古歩夢、追加招集された町田浩樹、藤井陽也の争いになるはずだが、この中であれば瀬古の先発が濃厚だろう。
グラスホッパーで不動の存在となっている瀬古の武器は、両足から繰り出される正確なキックだ。CBの位置から選手間を通す鋭い縦パスやピンポイントのロングフィードを配球し、攻撃のスイッチを入れる。また、空中戦でも強さを発揮するため、セットプレーでは日本代表の武器となるはずだ。
LSB:伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ)
生年月日:1999年5月12日
日本代表通算成績:7試合0得点
今回選出された日本代表メンバーの中で左サイドバックを主戦場とするのは、バングーナガンデ佳史扶のみ。だが、森保一監督が初招集の21歳DFを1番手として起用するとは考えにくいため、これまで7試合中4試合で左サイドバックとして起用されている伊藤洋輝が先発すると予想する。
伊藤の左足から繰り出されるロングフィードは絶品。広い視野を活かし、前線でフリーになっている選手や、相手DFの背後へ動き出す選手へピンポイントパスを配球する。欧州の屈強な相手にも屈しない強靭なフィジカルも魅力だ。また機動力が高いため、機を見た攻撃参加で得点に絡む活躍も期待したい。