9位:菅原由勢(AZ/オランダ)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年6月28日(22歳)
市場価値:600万ユーロ(約7.2億円)
22/23リーグ戦成績:23試合3得点6アシスト
日本代表通算成績:1試合0得点0アシスト
オランダ・エールディビジにおける上位の常連であるAZで、1人の日本人選手が輝きを放っている。それが、2019年に19歳という若さで名古屋グランパスから加入した菅原由勢だ。同選手は今季、22日時点でリーグ戦23試合に出場しており、キャリアハイとなる3得点6アシストを記録。カンファレンスリーグ(CL)でも全試合に出場中で、ラウンド16では強敵ラツィオの撃破に貢献した。
欧州でコンスタントに活躍していながら東京オリンピック(東京五輪)やFIFAワールドカップカタール2022には出場できなかった菅原だが、やはり酒井宏樹の後継者としての期待感は大きい。とくに非凡な技術とスピード、インテリジェンスを生かした攻撃力は、次のW杯に向け再スタートを切る日本代表に新たな怖さをもたらす可能性を秘めている。
昨季は市場価値の変動がなかった菅原だが、今季はキャリアハイの活躍を見せていることもあって金額が大きく変化している。今年11月に300万ユーロ(約3.6億円)から400万ユーロ(約4.8億円)にアップすると、今月の更新でさらに200万ユーロ(約2.4億円)アップの600万ユーロ(約7.2億円)となり、日本代表内のトップ10に食い込んだ。