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次のトップスター候補!? 世界マイナー国の神童10人。母国を背負うであろう期待の逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アントニオ・ヌサ(ノルウェー)


【写真:Getty Images】


生年月日:2005年4月17日(17歳)
所属クラブ:クラブ・ブルージュ(ベルギー)
今季リーグ成績:17試合0得点1アシスト

 近年、アーリング・ハーランドやマルティン・ウーデゴールらワールドクラスの選手を輩出しているノルウェーで期待される怪物ドリブラーだ。

 ナイジェリア人の父親を持つアントニオ・ヌサは、キリアン・エンバペのような一瞬の爆発的なスピードと小回りの利く高い技術力を兼ね備えている。両足を器用に扱えるため、ドリブル時の選択肢が多く、相手DFの動きを見ながら逆を突く方向転換が得意だ。相手DFを手玉に取るヌルヌルとしたドリブルには大きな期待感を抱く。

 スターベク時代には当時16歳ながらマルチゴールを記録するなどシニアレベルでも十分に通用することを証明。そして、その名を一躍有名にしたのが、昨夏クラブ・ブルージュに加入して間もないポルトとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の一戦だ。75分から途中出場すると、ベテランDFペペを完全に手玉に取るドリブルで魅せ、試合終了間際には見事な裏への抜け出しでゴールを決めてみせた。

 CLデビュー戦で決めた最年少得点記録を樹立した怪物FWは、リーグ戦でも継続して出場機会を得ている。まだ線が細く、フィジカル能力にはやや不安を残すが、弱冠17歳ということを忘れてはならない。セカンドチームではなく、トップチームで出番を得ているだけでも快挙と言えるだろう。

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