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次のトップスター候補!? 世界マイナー国の神童10人。母国を背負うであろう期待の逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:アルダ・ギュレル(トルコ)

【写真:Getty Images】


生年月日:2005年2月25日(18歳)
所属クラブ:フェネルバフチェ(トルコ)
今季リーグ成績:10試合2得点0アシスト

 先月に18歳の誕生日を迎えたばかりのアルダ・ギュレルの名前を覚えておいて損はないだろう。名門フェネルバフチェで背番号10を背負う超逸材は既にトルコ代表デビューも果たしている。

 トップ下など2列目を本職とするレフティーで、スピードこそないが、卓越したテクニックを武器に対峙した相手選手のタイミングを外しながらスルスルとドリブルで抜けていく。既にトップチームでフリーキックを叩き込むなど左足の精度は抜群で、昨季までチームメイトだった元ドイツ代表MFメスト・エジルも「ワールドスターになるだろう」と太鼓判を押す存在だ。

 昨季トップチームデビューを飾ったギュレルは、スュペル・リグの最年少得点記録を更新。わずか284分間のプレータイムながら3得点3アシストと結果を残した。今季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)でのプレーが基本となっているが、トップレベルの相手に対しても抜群のパフォーマンスを披露している。特に際立ったパフォーマンスを発揮したのがセビージャとの決勝トーナメント1回戦だ。2戦合計スコアで敗れこそしたが、対峙したフェルナンドを持ち前のテクニックで圧倒。驚異の地上戦勝利数16を叩き出した。

 この活躍を受けてラ・リーガ勢が本格的に獲得に名乗り出ている。特に強い関心を示しているのがバルセロナで、アトレティコ・マドリードやELで散々にやられたセビージャもその動向を監視している。その他、プレミアリーグやブンデスリーガのクラブもスカウトを送るなど獲得を検討しており、近いうちに5大リーグに上陸することは間違いないだろう。

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