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次のトップスター候補!? 世界マイナー国の神童10人。母国を背負うであろう期待の逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:エヴァン・ファーガソン(アイルランド)


【写真:Getty Images】


生年月日:2004年10月19日(18歳)
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
今季リーグ成績:10試合3得点2アシスト

 グレアム・ポッター前政権からブライトンはフィニッシャーの人選に悩まされていたが、それを解決したのが今季U-21から昇格したばかりの18歳の怪物エヴァン・ファーガソンだった。

 ロベルト・デ・ゼルビ監督のチームはルイス・ダンクら最終ラインの選手とモイセス・カイセドら中盤の選手が少ないタッチでボールを回し、相手が前掛かりでプレッシャーをかけてきたタイミングで、それを欺くような縦パスを前線に当てることでプレスを回避する。このビルドアップにおいてファーガソンは縦パスを受ける役割を担い、持ち前の懐の深さでボールをキープ。そして三笘薫やソリー・マーチ、アレクシス・マクアリスターらにボールを預けて、一気にゴール前へと攻め込む。

 ゴール前でのフィニッシュワークも18歳の選手とは思えないほど落ち着いており、188cmと大柄なフィジカルにも関わらず強引にドリブルで運んでシュートを放つこともできる。周囲の選手との連係を築くのも上手く、プレースタイル的にはトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインと似ている。

 今季プレミアリーグデビューを飾ったばかりのファーガソンだが、トップチームに最初に出場したのは今季が初めてではない。前所属のボヘミアン時代の2019年7月にクラブ史上最年少の当時14歳でデビューをしているのだ。それからおよそ4年、既にデ・ゼルビ率いるチームに欠かせないピースとして躍動しており、安定感抜群のプレーで好調なチームを最前線から牽引している。

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