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次のトップスター候補!? 世界マイナー国の神童10人。母国を背負うであろう期待の逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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優れた選手が必ずしも強豪国から輩出されるとは限らない。その代表例がマンチェスター・シティでプレーするアーリング・ハーランドだろう。今回は、彼に次ぐような”神童”をFIFAランキングで21位以下のチームで期待されている選手の中から10名をピックアップして紹介する。※対象は20歳以下。所属、年齢、成績は3月20日時点


MF:ケンドリー・パエス(エクアドル)


【写真:Getty Images】

生年月日:2007年5月4日(15歳)
所属クラブ:インデペンディエンテ・デル・バジェ(エクアドル)
今季リーグ成績:2試合1得点0アシスト


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 モイセス・カイセド(ブライトン)やピエロ・インカピエ(レバークーゼン)など、多くの若手エクアドル人選手が欧州へと渡り、大活躍している。そんな彼らに続いて近い将来に欧州に渡ることを期待されているのが15歳のケンドリー・パエスだ。

 パエスはこの年齢ながら他の大人の選手と遜色ない上背があり、誰もが目を引くボールスキルで対面したDFの間合いを外していく。そして特筆すべき点がその落ち着きぶりと視野の広さだ。

 それが発揮されたのが2023シーズンの開幕戦である。既にインデペンディエンテ・デル・バジェのトップチームの一員であるパエスは先発メンバーに名を連ねると、ペナルティーエリア内で相手GKの位置を見て意図的にボールを浮かせて左足のアウトサイドでループシュートを決めたのだ。この試合がプロデビューの一戦だったパエスはリーグの最年少出場と最年少得点記録を同時に更新した。

 この年齢でトップチームのセットプレーのキッカーも務める大器を欧州のビッグクラブが知らないはずがなく、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーが本格的に獲得に乗り出している。しかし、今すぐの欧州移籍の可能性は限りなく低い。というのも、エクアドルリーグから海外移籍を認められるのは18歳以上の選手であり、最短でも2025/26シーズンにならないと移籍ができないのだ。およそ2年半後にこの逸材は、どの名門チームのユニフォームを着ることになるのだろうか。

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