アクセル・ドンゲンのプレースタイルは?
気になるドンゲンのプレースタイルだが、マンチェスター・ユナイテッドで言うとジェイドン・サンチョに近いタイプの選手かもしれない。身長は175cmとサッカー選手の中ではやや小柄だが、18歳という年齢の割にはがっしりとした体形をしている。シニアレベルでもぶつかり合いなどを苦にしないフィジカルが完成しているアタッカーだ。
そしてその最大の特徴は一歩目の加速が圧倒的に速いことである。驚異的なスピードを活かしたカットインや、縦に仕掛けてDFの前に入り込むドリブルはトップレベルの武器である。
そんなアヤックスの神童がアンダー世代の試合に出場した際には、必ずと言ってもいいほどボールを持つと仕掛け、相手を翻弄しにかかる。シニアレベルでは流石に仕掛ける頻度は少なくなるものの、それでも十分に通用するスピードを持っている。加えて独特な間合いで仕掛けられるほか、また抜きなど相手を手玉にとるプレーにも挑戦できるなど、ドリブルのバリエーションが豊富だ。
ただしドリブル一辺倒というわけではなく、中央のエリアでパスワークで崩すプレーも可能だ。このあたりは、さすがアヤックス産といったところか。
ただ基本的に右足一本しか使わない傾向にあり、逆足精度の部分は今後の伸び代かもしれない。またオフザボールの部分ももっと改善したいところだ。
ではそんな逸材がマンチェスター・ユナイテッドに来て居場所があるのか。