2014/15シーズン
2014/15シーズン成績
セリエA:10位
イタリアカップ:ベスト8
監督:フィリッポ・インザーギ
2013/14シーズンを8位で終えたミランは、クラレンス・セードルフ監督が退任し、フィリッポ・インザーギ監督を招へいして復権を目指した。
財政難に対処する必要があったため、夏の補強はジェレミー・メネズやアレックスなど前クラブとの契約が満了している選手がメインだった。そんな中でもチェルシーからフェルナンド・トーレスをレンタルで獲得したことで期待は高まったが、このギャンブルは完全にハズレ。1ゴール1アシストという結果で半年で放出となっている。
スタート当初は悪くなかった。ラツィオとの開幕戦では本田圭佑らがゴールを挙げて快勝。本田が第7節までに6ゴールを決める好発進だった。だが、第12節までに2敗しかしなかったものの、白星は4つ。ミランは引き分けが先行するシーズン前半戦だった。戦い方を模索する中で次第に本田の存在感は薄れ、メネズのセルフィッシュな個人技頼みな攻撃が目立つようになった。
冬の移籍市場ではスソやアレッシオ・チェルチなど、個人技のある攻撃的な選手を獲得したものの解決策にはならず。前年を下回る10位という2ケタ順位でシーズンを終えてしまった。