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得点ゼロ。背番号10北野颯太の心境
サッカーU-20日本代表は12日のAFC U-20アジアカップ準々決勝・U-20ヨルダン代表戦に2-0で勝利し、5月に開幕するFIFA U-20ワールドカップ出場権を獲得した。ここまで4試合すべてに先発しているセレッソ大阪FW北野颯太は、ここまで自身に得点がない現状について、率直な心境を言葉にしている。
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ここまで戦った4試合すべてに先発しているのはGK木村凌也、DF田中隼人、MF松木玖生、FW北野颯太の4人のみ。背番号10を与えられた北野は松木らとともにこのチームを牽引する存在と目されながら、ここまでゴールはない。ただ、U-20ヨルダン代表戦では先制点をアシストし、貴重な追加点につながるシュートを放った。
確実にチームの力になってはいるものの、得点だけがついてこない現状の心境を明かす。
「チームが優勝することが一番の目標なので、そこは満足している。昨日の試合でも(1点目の)アシストと(2点目の)こぼれ球につながるシュートで2得点に絡めたという意味では嬉しい。でも、正直に言えば自分で得点を決めたいと思っているし、FWなのでゴールという数字は残したい。でも、チームが優勝することが一番なので、ゴールを取りたい気持ちが前に出過ぎるのも良くないので、そこは意識しながらやりたい」
優勝という言葉を繰り返しながらも、ゴールへの意欲を隠さない。ただ、試合をこなすごとにゴールは近づいているようにも見える。北野はこれまでの戦いをこう振り返る。
「特に予選では引いてくる相手が多かったので、なかなかシュートにもっていくのが難しかった。でも(勝ち進むにつれて)相手も繋いでプレスに来るようになって、(自分たちが)シュートに持ち込めるシーンも増えているので、最後は精度のところかなと思います」
昨年2月に17歳ながらセレッソ大阪とプロ契約を結び、昨季は公式戦29試合3得点という結果を残してオフに3年契約を結んでいる。セレッソ期待の新星は、かつて香川真司が出場した世界大会を「これからサッカー人生の中でも役立つような大会になると思う」と話した。
「優勝するために、守備やアシストの貢献も崩さず、最後においしいところを取れるように準備したい」。チームが勝ち続ける現状と自身のゴールがないという事実を受け止めながら、北野はアジアの頂点を目指すべく、15日の準決勝に臨む。
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