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リバプール21世紀ワーストイレブン【FW】当時イングランド史上最高額補強もが大ハズレ。イタリアの問題児も

シリーズ:ワーストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

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イングランドの名門であるリバプールには、これまで数多くの選手が在籍してきた。スティーブン・ジェラードらその活躍からクラブ史に名を残す選手が生まれた一方で、期待に応えることができなかった選手も数多くいる。今回は、リバプールにおいて21世紀以降に活躍できなかった11名の選手をワーストイレブンという形で紹介する(在籍期間、移籍金、通算成績は『transfermarkt』を参照)。


FW紹介

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【写真:Getty Images】


CF:アンディ・キャロル(元イングランド代表)
生年月日:1989年1月6日
在籍期間:11年1月~12年8月
移籍金:4100万ユーロ(約49.2億円)
クラブ通算成績:58試合11得点6アシスト

 それまでの絶対的なエースだったフェルナンド・トーレスと入れ替わる形で11年1月にリバプールに加入したアンディ・キャロルだが、“神の子”の後釜には全くと言っていいほどふさわしくない結果に終わった。

 キャロルはニューカッスルに在籍していた2010/11シーズンに前半戦だけで11ゴール8アシストとプレミアリーグで大暴れしていた。リバプールはこの期待の有望株に目を付け、当時のイングランド史上最高額となる4100万ユーロ(約49.2億円)の移籍金を支払うことで獲得に成功した。

 しかし、リバプール移籍後の同シーズン後半戦は「2ゴール」と、期待を大きく裏切った。続く2011/12シーズンは公式戦47試合で9ゴール6アシストとまずまずの結果を残したが、12年夏にユーロ2012(欧州選手権)の準優勝メンバーであるファビオ・ボリーニと入れ替わる形でリバプールを退団した。

CF:マリオ・バロテッリ(元イタリア代表)
生年月日:1990年8月12日
在籍期間:14年8月~15年8月
移籍金:2000万ユーロ(約24億円)
クラブ通算成績:28試合4得点0アシスト

 マリオ・バロテッリは「リバプールへの移籍が人生最悪の決断だった」と語っているが、それはクラブも同意見だろう。

“問題児”はマンチェスター・シティとACミランでの実績を引っさげて、14年夏に2000万ユーロ(約24億円)の高額な移籍金でマージーサイドの地に降り立った。しかし、プレミアリーグでのゴールは第25節トッテナム戦の1ゴールに留まり、カップ戦の得点を含めても計4ゴールと期待を大きく裏切った。また、UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦ベシクタシュ戦では、PKキッカーではないのにも関わらず、ジョーダン・ヘンダーソンから無理矢理ボールを奪い、チームの意向に反してPKを蹴った。

 結果的にこのPKは成功したが、当時の主将だったスティーブン・ジェラードはこの行為に対して苦言を呈した。こうした行動からチーム内で浮く存在となり、加入からわずか1年後に古巣ミランへローン移籍という形で放出されている。16年夏にローン契約満了に伴いリバプールに復帰するが、もちろん居場所はなく、14年夏に2000万ユーロ(約24億円)で獲得されたイタリア人はその2年後にフリー移籍でフランスのニースへと放出された。

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【了】

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