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チェルシー、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人(4)輝きを失った世界屈指の点取り屋とは?

シリーズ:歴代ガッカリ高額移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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豊富な資金力を武器にプレミアリーグ屈指のビッグクラブとなったチェルシーは、これまで数々の著名な選手を獲得してきた。額面通りの活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手も少なくない。ここでは、チェルシーが高額な移籍金を支払って獲得したものの、それに見合う活躍ができなかった選手を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

FW:アンドリー・シェフチェンコ


【写真:Getty Images】

生年月日:1976年9月29日
移籍金:4388万ユーロ(約52.7億円)
在籍期間:06年夏~08年夏
リーグ戦成績:48試合9得点7アシスト


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 ウクライナが生んだスーパースター、アンドリー・シェフチェンコはACミラン在籍時に公式戦296試合で173得点をマーク。7シーズンで5つのタイトルをクラブにもたらし、2004年にはロナウジーニョらを抑えてバロンドールを受賞した。

 チェルシーはそんな同選手を、2006年夏に当時のクラブ最高額となる移籍金4388万ユーロ(約52.7億円)で獲得した。しかし、この移籍は両者にとって最悪のものとなってしまった。

 後ろにチャンスメイカーがいたACミラン時代とは違い、シェフチェンコはジョゼ・モリーニョ監督が率いたチームでは、ターゲットマンとしてチャンスメイクする役割が求められた。この戦術やプレミアリーグに適応することができず、1年目はわずか4ゴールに終わっている。

 2007年9月にモウリーニョ監督が退任したことで、2年目は挽回するかと思われた。だが、怪我による欠場やベンチを温める時間が長く、結果はリーグ戦17試合5得点に終わった。その後、輝きを失ってしまったスーパースターは2008年8月にレンタルでミランへ復帰。翌夏に古巣のディナモ・キエフへ移籍し、何もできぬままチェルシーを去ることとなった。

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【了】

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