ACミラン 最新ニュース
イタリアが誇る名門クラブであるミランは、これまで数々の著名な選手を獲得してきた。額面通りの活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手も少なくない。ここでは、ミランが高額な移籍金を支払って獲得したものの、それに見合う活躍ができなかった選手を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
FW:アンドレ・シウバ(ポルトガル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年11月6日
移籍金:3800万ユーロ(約46億円)
在籍期間:17年夏~20年夏
リーグ戦成績:24試合2得点0アシスト
【ミラン参戦の欧州CLを観るならWOWOW!
加入月は視聴料が無料。TV・PC・アプリで視聴可能】
2017年夏、ミランは移籍市場において主役となっていた。新オーナー誕生により莫大な資金を得ており、レオナルド・ボヌッチを筆頭にハカン・チャルハノール、フランク・ケシエ、リカルド・ロドリゲス、ルーカス・ビリアらを大量補強していたからだ。
その中の一人に、ポルトガル代表FWアンドレ・シウバの名はあった。当時21歳だった同選手は、3800万ユーロ(約46億円)という移籍金でミランに加入。背番号は、かつてマルコ・ファン・バステンやフィリッポ・インザーギや9番が与えられていた。
しかし、この移籍は結果的に失敗に終わっている。A・シウバはヨーロッパリーグ(EL)でこそまずまずの活躍を見せたものの、リーグ戦では不完全燃焼。とくに、ヴィンチェンツォ・モンテッラの後を継いだジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の下では短時間の出場がほとんどだった。最終的にセリエA初挑戦は24試合の出場で2得点フィニッシュとなり、若きFWはシーズン終了後にレンタルでセビージャに放出されている。
能力が高いことは後に所属するフランクフルトや現在籍を置くライプツィヒでの活躍ぶりを見ても明らかなのだが、いかんせんミランには合わなかったという印象だ。A・シウバは点を取る能力に長けた純粋なセンターフォワードではなく、味方をうまく生かしながらゴール前で勝負できるセカンドストライカータイプだったが、ミランでは主に4-3-3の最前線を任されており、周りのサポートがなく孤立してしまうことが多かった。若きFWにとって、当時迷路の中にいたミランでプレーするのは、過酷なミッションだったと言えるのかもしれない。
【関連記事】
ACミラン、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人 全選手紹介
ACミラン、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人(1)
ACミラン、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人(2)
【了】