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イタリアが誇る名門クラブであるミランは、これまで数々の著名な選手を獲得してきた。額面通りの活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手も少なくない。ここでは、ミランが高額な移籍金を支払って獲得したものの、それに見合う活躍ができなかった選手を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
DF:レオナルド・ボヌッチ(イタリア代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1987年5月1日
移籍金:4200万ユーロ(約50億円)
在籍期間:17年夏~18年夏
リーグ戦成績:35試合2得点0アシスト
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2017年、名物会長シルビオ・ベルルスコーニは中国資本へミランを売却。莫大な資金を得たクラブは新シーズン開幕前にハカン・チャルハノール、フランク・ケシエ、リカルド・ロドリゲスらを獲得するなど大型補強を行っていた。その中の目玉となったのがレオナルド・ボヌッチの加入。現役イタリア代表DFでユベントスでの経験も豊富な同選手の電撃移籍は、ミラニスタの期待感を大きく膨らませていた。
ボヌッチはミランでさっそく主将に就任。もちろんセンターバックのレギュラーも張った。第30節ユベントス戦ではゴールを決めると、古巣サポーターの前で喜びを爆発。すでに同選手の体には白黒ではなく、赤黒の血が流れていると誰もが疑わなかった。
しかし、主将ということもあり批判を浴びることも少なくなかったボヌッチは、なんとシーズン終了後に古巣への復帰を希望。そして、マッティア・カルダーラとの実質トレードという形で、ユベントスへの移籍が実現したのである。自らミラン加入を希望したにも関わらず、在籍はわずか1年だった。また、ボヌッチと入れ替わる形でやって来たカルダーラ(現在スペツィアへレンタル)が怪我でまったく戦力にならなかったことも、ミランにとっては最悪だった。
ボヌッチがイタリアを代表する名DFであることに疑いの余地はないが、同選手のことを良く思っているミラニスタは恐らくいないはずだ。ミランで迎えるセリエA開幕前、ボヌッチは「ミランの栄光の歴史を今から散り戻そう!」と熱い言葉を発したようだが、栄光を取り戻すどころかクラブの歴史に泥を塗ることになっている。
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