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チェルシー、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人。総額217億円、大金を無駄にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ高額移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ダニー・ドリンクウォーター


【写真:Getty Images】

生年月日:1990年3月5日
移籍金:3790万ユーロ(約45.5億円)
在籍期間:17年夏~19年夏、20年夏〜21年夏
リーグ戦成績:12試合1得点0アシスト

 15/16シーズンに奇跡とも言えるプレミアリーグ優勝を果たしたレスター。当時のチームの中盤をエンゴロ・カンテと共に支えたのが、ダニー・ドリンクウォーターだ。同シーズンの活躍により評価を高めた同選手は、翌シーズンはレスターに残ったが、2017年夏に3790万ユーロ(約45.5億円)もの移籍金でチェルシーに引き抜かれた。

 しかし、この移籍は同選手にとって最低最悪のものとなってしまった。1年目はふくらはぎの負傷で出遅れると、アントニオ・コンテ監督のもとでなかなか出場機会を得ることが出来ず。2年目はコンテからマウリツィオ・サッリに監督が代わったため状況が改善されるかと思われたが、戦力外とみなされてしまい、公式戦1試合の出場に終わってしまった。

 その後、2019年夏にレンタルでバーンリーへ加入したが、ピッチ外で問題を起こしたことでチェルシーへ返却。さらに、2020年冬にレンタル移籍したアストン・ビラでは練習中にチームメイトと喧嘩するトラブルを起こし、チームを追放された。

 ドリンクウォーターは他クラブでも何の役にも立てず、20/21シーズンは移籍先が見つからずにチェルシーに残留した。しかし、トップチームには居場所がなくU-23チームでプレー。3790万ユーロ(約45.5億円)もの移籍金を費やしたのに、チェルシーだけでなく他クラブでも問題を起こし、ほとんどプレーすることがなかった同選手は、史上最悪の補強といっても過言ではないだろう。

【了】

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