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Jリーグ 2年前

最高のスタート! J1リーグベストイレブン。ブレイク、復活、変貌…。新たな顔を見せる11人

シリーズ:Jリーグベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

右SB:山根視来

【写真:Getty Images】


所属クラブ:川崎フロンターレ
生年月日:1993年12月22日(29歳)
2023リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト

 FIFAワールドカップカタール2022を経験した山根視来は、所属する川崎フロンターレで新たな挑戦をしている。スタートポジションは昨季と同じ右サイドバックだが、ビルドアップ時に縦横無尽に動き回るのが特徴だ。アンカーの脇でパスをさばいて展開するだけでなく、サイドの高い位置を取ったり、時にはトップ下のように相手のライン間に顔を出したりと、神出鬼没なポジショニングで相手を混乱に陥れている。

 プロ入り1年目までは攻撃的な選手で、2年目に最終ラインにコンバートされた経歴を持つ。攻撃面に特長を持ち、2021シーズンには12アシストをマーク。一方で豊富な運動量と果敢なボール奪取にも魅力があり、攻守において絶え間なく貢献できるのが最大の持ち味だ。

 データサイト『SofaScore』によると、1試合の平均タッチ数は76.9から108.5へと大幅に増加。それでいてタックル数は1.7から4.5、インターセプト数は1.5から4.0へと増加しているから驚きだ。4年に一度の大舞台を経験した遅咲きのサイドバックはさらなる進化を遂げている。

左SB:佐々木旭


【写真:Getty Images】

所属クラブ:川崎フロンターレ
生年月日:2000年1月26日(23歳)
2023リーグ戦成績:2試合0得点1アシスト

 関東大学リーグMVPという実績を引っさげて川崎フロンターレに加入した昨季、一時は左サイドバックのレギュラーの座を掴み、リーグ戦21試合に出場した。そして、谷口彰悟がつけていた背番号5を受け継いだ今季も開幕から印象的な活躍を見せている。

 開幕節ではパスの精度が光った。19分にはディフェンスラインの裏に抜けた遠野大弥へ絶妙なロングスルーパスを送って決定機を演出すると、後半アディショナルタイムにはペナルティーエリアでパスを受けて折り返し、橘田健人のゴールをアシストしている。第2節はコンディションの問題でベンチスタートとなったが、56分からプレーして劇的な逆転勝利に導いている。

 データサイト『SofaScore』によると、横浜F・マリノス戦ではデュエルが計12戦11勝、鹿島アントラーズ戦では8戦6勝という驚異的な数字をマークしている。攻守において川崎を支える活躍には獅子奮迅という言葉がふさわしい。

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