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ACミランが育てた最高傑作5人(5)11年ぶりのスクデットに導いたキャプテン

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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 セリエAを19度制覇(歴代2位タイ)し、 UEFAチャンピオンズリーグ(UEFAチャンピオンズカップを含む)をレアル・マドリードに次ぐ7度制覇するなど、ACミランはイタリアを代表する名門としてその地位を確立している。こうした長い歴史においてアカデミー出身の選手がクラブに与えた影響は大きく、これまでにも多くのクラブ生え抜きの選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考。出場成績は2023年2月26日時点)。


DF:ダビデ・カラブリア(イタリア代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1996年12月6日
在籍期間:2015年7月~
通算成績:202試合8得点16アシスト


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 現ACミランで欠かせない選手となっているのがクラブ生え抜きのダビデ・カラブリアだ。もとより攻撃での貢献度は高かったが、近年は1対1の守備に磨きがかかり、攻守の両局面でチームに貢献できる右SBに成長している。

 ミランの下部組織出身のカラブリアは、2014/15シーズン最終戦でマッティア・デ・シリオに代わって途中出場を果たし、トップチームデビューを飾った。当時はデ・シリオ、イグナツィオ・アバーテと右SBでプレーできる選手が2人もいたため出場機会を得ることに苦労をしたが、2017/18シーズンより徐々に出場機会を増やすことに成功している。

 イタリア代表デビューを飾るなど、カラブリアにとって飛躍のシーズンとなったのが2020/21シーズンだ。ステファノ・ピオリ監督による指導の下で大幅に守備力が向上。チームの核となる選手まで成長を遂げ、セリエAでの2位フィニッシュと2013/14シーズン以来のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。そして、2021/22シーズンは主将のアレッシオ・ロマニョーリが控えに降格したことに伴い多くの試合でキャプテンを務め、11年ぶりのセリエA優勝に導いた。今季は再三怪我に悩まされているが、キャプテンとしてチームを支えている。

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【了】

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