ACミラン 最新ニュース
セリエAを19度制覇(歴代2位タイ)し、 UEFAチャンピオンズリーグ(UEFAチャンピオンズカップを含む)をレアル・マドリードに次ぐ7度制覇するなど、ACミランはイタリアを代表する名門としてその地位を確立している。こうした長い歴史においてアカデミー出身の選手がクラブに与えた影響は大きく、これまでにも多くのクラブ生え抜きの選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考。出場成績は2023年2月26日時点)。
GK:ジャンルイジ・ドンナルンマ(イタリア代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年2月25日
在籍期間:2015年7月~2021年7月
通算成績:251試合265失点
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21年夏に行われたユーロ2020(欧州選手権)で大会最優秀選手に輝いたジャンルイジ・ドンナルンマもACミランの最高傑作の1人だ。まだ、23歳になったばかりだが、クラブレベルでは既に公式戦250試合以上出場しており、イタリア代表としても50のキャップを刻んでいる。
正GKだったディエゴ・ロペスの不調に伴い、2015/16シーズンの第9節サッスオーロ戦で先発に抜擢される形でドンナルンマはトップチームデビューを飾った。16歳と8ヶ月という若さでのリーグデビューは、名だたる名GKがプレーしたセリエAで史上最年少の出場記録となっている。当時、3戦未勝利と不調だったミランだったが、ドンナルンマがデビューを飾った第9節から3連勝を飾り、16歳の若者は瞬く間に正GKに定着した。その後は誰にもポジションを譲らなかったことから史上最年少でセリエA通算100試合出場と200試合出場を達成している。
ミランは2013/14シーズンを最後にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場を7季連続で逃すなど長く苦しい時期を過ごしたが、2020/21シーズンは2位でフィニッシュすることに成功し、久々にCL出場権を獲得した。ドンナルンマも自身初のセリエA最優秀GK賞を受賞するなど大活躍のシーズンだったが、契約延長交渉がまとまらず同シーズン限りでミランを退団することが決定。退団後の21年10月にサン・シーロで行われた代表戦で大ブーイングを浴びせられるなど、残念なチームの去り方となってしまったのは事実だが、クラブの歴史に名を残す選手であることは間違いないだろう。
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