2位:ロビー・ファウラー(元イングランド代表)
在籍期間:93年夏~01年冬、06年冬~07年夏
クラブ通算成績:369試合183得点
代表通算成績:26試合7得点
リバプールの生え抜きであるロビー・ファウラーは、高い決定力を誇った元イングランド代表FWだ。
1984年にリバプールのアカデミーに加入したファウラーは、1993年にトップデビュー。1年目からリーグ戦で12ゴールを挙げると、2年目と3年目は25ゴールを超えてリバプールのエースになった。1994年のアーセナル戦では、4分33秒でハットトリック達成という離れ業を披露。これは2015年に当時サウサンプトンに所属していたサディオ・マネが2分56秒というプレミアリーグ新記録をつくるまで最速記録だった。
その後はケガによる離脱が増え、1995/96シーズンの28ゴールがキャリアのピークの得点数となったが、ピッチに立てば高い決定力でコンスタントにゴールを記録した。左足の精度は高く、ミドルシュートはお手の物。自身で突破するよりも、味方の特徴を理解して動き出し、ゴール前で違いをつくるタイプのストライカーで、相手や状況に応じてさまざまなプレーを選択する機転があった。
ケガによる離脱やマイケル・オーウェンの成長などもあって徐々に出番を失っていったファウラーだが、プレミアリーグで128ゴールはリバプール史上最多記録であり、ゴッドの愛称でファンに親しまれた。