9位:ディルク・カイト(元オランダ代表)
在籍期間:06年夏~12年夏
クラブ通算成績:285試合71得点
代表通算成績:104試合24得点
元オランダ代表のディルク・カイトは、リバプールのために多くのゴールを決めてきたが、その得点数以上に愛された選手と言えるだろう。
2006年夏にフェイエノールトからやってきたカイトは、エールディビジで2004/05シーズンの得点王になるなど、3年連続20ゴール超のストライカーだった。その評判どおり、プレミアリーグ1年目の2006/07シーズンは12ゴールを決めている。しかし2007年夏にフェルナンド・トーレスが加入。チームは2トップから1トップに変更となり、カイトの居場所がなくなった。
するとカイトは、右サイドにコンバート。得点ペースは落ちたが、献身的な守備でもリバプールを支えて不動のレギュラーとなった。
トーレス不在の際にはFWとしての仕事もしっかりこなしたカイト。安定感がありケガも少なかった選手で、常に計算できる貴重な戦力だった。