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未来の名将!? 監督で結果を残すかつての名選手5人(5)ペップの後継が現れた? 2部で無双状態のマンCレジェンド

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近年は若手監督の台頭が著しい。今季好調のアーセナルを率いるミケル・アルテタはその代表格と言っていいだろう。今回は、そんなアルテタのように、現役時代に選手として大活躍し、指導者転身後も結果を残す若手監督を紹介する(成績と順位は2月21日現在)。


ヴァンサン・コンパニ(バーンリー)


【写真:Getty Images】

生年月日:1986年4月10日
今季リーグ成績:21勝9分2敗(1位)


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 ヴァンサン・コンパニはマンチェスター・シティで長らく主将を務め、エティハド・スタジアムの前には銅像までも建立された同クラブの“レジェンド”である。そんな元ベルギー代表DFは、シティを退団した19年夏、古巣アンデルレヒトに選手兼監督として復帰を果たし、指導者キャリアをスタートさせた。

 20年8月に正式に現役を引退して監督専任となるも、クラブ首脳陣が急激な若手路線への変更を望んだことでスカッドがアンバランスとなり、アンデルレヒトはそれまでタイトル常連だったが、優勝トロフィーから遠ざかる結果に。結局、コンパニは一つのタイトルも獲得することができず、22年夏にアンデルレヒトの監督を退任した。

 そしてコンパニが新天地に選んだのは、7シーズンぶりにチャンピオンシップ(イングランド2部)へと降格したバーンリーだった。前任者ショーン・ダイシは堅い4-4-2で守り切り、前線の大型FWへロングボールを送る古き良き英国式のシステムを使いこなすスペシャリストだったが、シティでジョゼップ・グアルディオラのフットボールを学んだコンパニは、それまでのバーンリーとは正反対のポゼッションサッカーを志向する指揮官である。

 あまりに異なるサッカーのスタイルに、就任当初は苦戦するかと思われたが、アンデルレヒトから引き連れてきたMFジョシュ・カレンの存在が大きく、開幕戦から最終ラインから繋ぐポゼッションサッカーを展開。32試合消化時点で21勝9分2敗という好成績を残しており、2位シェフィールド・ユナイテッドとは勝ち点11差の首位と1年でのプレミアリーグ昇格がほぼ確実なものとなっている。また、冬の移籍市場ではアンデルレヒト時代から二人三脚で指導を行うアシスタントのクレイグ・ベラミーと共にベルギーまで足を運び、優秀な選手を獲得するなど、補強面でも自らのコネクションを存分に活かしている。チャンピオンシップでは“敵なし“とも言える最強チームを短期間で作り上げたコンパニは、来季監督としてプレミアリーグに初挑戦することになるだろう。

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【了】

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