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バルセロナはスペインを代表する名門としての地位を確立している。こうした長い歴史において、アカデミー出身選手がクラブに与えてきた影響は大きく、これまでにも多くの生え抜き選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍していた選手の中から厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考。出場成績は2023年2月20日時点)。
MF:セルヒオ・ブスケッツ(スペイン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1988年7月16日
在籍期間:2008年7月~
通算成績:707試合18得点42アシスト
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シャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタ、またその他多くの選手から高い評価を得ているのがセルヒオ・ブスケッツだ。爆発的なスピードや圧倒的なフィジカルがあるわけではなく、派手さという意味では欠けているが、常に冷静かつ一つひとつのアクションが正確で、とにかく賢い。中盤底という重要なポジションで質の高いプレーを連発しチームを動かすので、いつからか「バルセロナの心臓」と称されるようになった。
バルセロナのカンテラ(下部組織)に加わったのは2005年夏で、ボージャン・クルキッチやジオバニ・ドス・サントスらと共にプレーしている。2007/08シーズンにバルセロナBを率いていたペップ・グアルディオラはブスケッツの才能を見出し、トップチームの指揮官に就いた翌年には開幕からアンカーに抜擢する。以降、同選手は不動の存在として、クラブに多くの栄冠をもたらすことになった。
リオネル・メッシやシャビ、イニエスタなどグアルディオラ監督下で迎えた黄金期を支えたメンバーはほとんどクラブを去ったが、ブスケッツは今も在籍。若い選手たちと共に奮闘を続けている。現時点で通算出場数は「707」。イニエスタの同674試合を超え、クラブ歴代3位に躍り出た。
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