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レアル・マドリードが育てた最高傑作5人。ラウール、カシージャス…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ダニエル・カルバハル(スペイン代表)

0227-カルバハル
【写真:Getty Images】


生年月日:1992年1月11日
在籍期間:2013年7月~
通算成績:357試合7得点59アシスト

 ダニエル・カルバハルは8歳でレアル・マドリードのカンテラ(下部組織)に加入した。順調にカテゴリーを昇格していたが、2012年にレバークーゼンへ移籍。5年契約を結んだ。だが、同選手がドイツで目覚ましい活躍を見せたため、レアルは買い戻しオプションを行使。13/14シーズン開幕戦でデビューを果たすと、そのままスタメンに定着した。

 90分間上下動できる豊富なスタミナや1対1で負けない対人の強さ、さらに効果的なオーバーラップから繰り出される高精度のクロスと、全てが高水準。穴が少なくバランスの取れたカルバハルは世界最高のサイドバックの1人とも称され、これまで21個ものタイトル獲得に貢献してきた。

 カルバハルは今でもクラブに貢献し続けているが、2017年には治療困難と言われたウイルス性の心膜炎を患い、長期離脱を余儀なくされた。選手キャリアを脅かす程の病に、同選手は引退も考えたという。だが、復帰後は再びスタメンに返り咲いている。その後は度重なる怪我に悩まされているが、この負傷癖を除けば、まさに完璧な右SBと言えるだろう。

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