7位:ジャマル・ムシアラ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2003年2月26日
市場価値:1億ユーロ(約120億円)
今季リーグ成績:20試合10得点8アシスト
ロベルト・レヴァンドフスキという大エースが抜けた穴が少なからずあるバイエルン・ミュンヘンで、攻撃陣の新たな核として活躍しているのがジャマル・ムシアラだ。
ドイツ生まれだが、幼いころにイングランドへと渡り、サウサンプトンやチェルシーのアカデミーに所属。19年夏のバイエルン・ミュンヘン移籍後も年代別代表はイングランドを選択していたが、21年に国籍をドイツ代表へと鞍替えし、昨年に開催されたカタールワールドカップにも同国代表として出場した。
ムシアラ最大の特徴は狭いエリアでも失わないテクニックを最大限に活かしたドリブルだ。ワールドカップで日本代表相手にも牙をむいたこのドリブルを止めることは容易ではなく、ゴールに近い位置から自ら得点を奪うことも、アシストすることも可能だ。今季は既に10得点8アシストと多くの得点に関与している。
所属クラブと代表での大活躍を踏まえて、その市場価値は上昇を続けている。キャリア最高のシーズンを過ごしているとも言える今季は、開幕時点から既に3500万ユーロ(約42億円)アップの1億円ユーロ(約120億円)に達している。バイエルン・ミュンヘンとドイツ代表で中核を担う驚異の19歳の価値はこれからも上昇を続けるだろう。