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アーセナルが育てた最高傑作5人(2)恐るべし21歳! クラブの未来を背負う逸材

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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世界最古のカップ戦であるFAカップを歴代最多の14回制覇するなど、アーセナルはイングランドを代表する名門として確かな地位を確立している。こうした長い歴史においてアカデミー出身の選手がクラブに与えた影響は大きく、アーセン・ヴェンゲルが監督に就任した初期から現在まで多くのクラブ生え抜きの選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考。出場成績は2023年2月19日時点)。


MF:ブカヨ・サカ(イングランド代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:2001年9月5日
在籍期間:2019年1月~
通算成績:162試合33得点37アシスト


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 20歳にして現在のアーセナルの顔となっているのがブカヨ・サカだ。7歳でアーセナルの下部組織に加入し、19年1月1日に行われたフラム戦にて17歳の若さでトップチームデビュー。21世紀生まれの選手で初めてプレミアリーグに出場した選手となった。

 2019/20シーズンからはトップチームに定着し、キーラン・ティアニー不在時は本職ではない左SBで多くの試合に出場するなど、適応力と戦術理解度の高さが伺えるプレーで評価を高めた。一方で主力不在時に穴を埋める「便利屋」としての起用法が多く、サカの能力を最大限に伸ばすことができていないことが課題として挙げられていた。

 2021/22シーズンも開幕当時は右と左のどちらでも試合に出場するなど起用法がまちまちだったが、トッテナムに快勝した第6節からは右のワイドに固定されている。これまでの数シーズンとは違い、決められたポジションで多くの出場機会を得ることに成功しており、同シーズンのプレミアリーグ全試合に出場して11得点7アシストをマークした。今季もここまでリーグ戦全試合に出場。チーム最多の9ゴールをマークしているサカは、19年ぶりのプレミアリーグ優勝に導くことが出来るか。

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【了】

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